こんにちは。
受容力フォーカスメソッドカウンセラーの奈々です。
突然ですが、
「自己肯定感」という言葉をご存じですか?
本屋さんに行かれる方は、
平台に並んでいる本のタイトルなどで
目にされたことがあるかもしれませんね。
自己肯定感という言葉が
世間に広まり始めたのは、
一大旋風を巻き起こした“アナ雪”が
きっかけではないでしょうか。
ありのままで…
というあの歌詞。
ありのままの自分で生きていく、
そう決意した主人公の潔さ、清々しさに
私も心打たれました。
さてここからが本題です。
自己肯定感は大切、でもその前に…
というタイトルにあるこの「…」は何でしょう。
この「…」は、
「…」は~ッ、
(笑)じらしました、すみません。
答えは「自己受容感」です。
それは、
「自己受容感」が自己肯定感の土台になるからです。
土台なくして建物も心も成り立ちません。
詳しくご説明しますね。
最近の“自己肯定感を高めましょう!”
というフレーズからは、
・もっと自信をつけたい…
・新しいことにどんどん挑戦を…
・自分の可能性は無限大だ!
というようなポジティブさが
先行しているように感じます。
前向きに頑張るその裏側には、
・仕事で認めてもらいたい
・きれいだねって言われたい
・誰かの役に立っていると自覚したい
というような気持ちが隠れているものです。
これを承認欲求といいます。
達成された場合、
自己肯定感が高まるのは事実です。
達成された場合、はです。
ですが職場でも学校でも
町内会でもヨガ教室でも
必ずしも目標が達成されるという
保証はありません。
誰からも認められず、
褒められず、
感謝もされないことの方が多いし、
時には思いっきりフラれます。
そんなツラい状況においても
自分自身の最終的な受け皿に
なってくれるのが、
自己受容感、なのです。
自己受容感とは、
自分が置かれている状況を
そのまま受け入れること。
まさに“ありのまま”です。
この自己受容感が低いと、
目標が達成されなかった場合、
私はやっぱりダメなんだ、
挑戦しなければよかった、
告白しなければフラれなかったのに…と
逆に自己肯定感を下げてしまうことになります。
大きな仕事が成し遂げられてもそうでなくても、
貧乏でも裕福でも
顔立ちがきれいでもそうでなくても
友達が多くても少なくても…
ポジティブな面もネガティブな面も
“ありのまま”の自分を丸ごと受け入れることが、
何かを成し遂げた場合
という条件付きの自己肯定感ではなく、
本当の意味での自己肯定感を
高めることになるのです。
ありのままの自分を
丸ごと受け入れる自己受容感。
それがいかに大切なのか、
お分かりいただけたでしょうか。
自己肯定感を高めよう!の前に
まずは土台となる自己受容感を
見直してみてはいかがでしょう。