こんにちは。
受容力フォーカスメソッド、
心理カウンセラーの奈々です。
さて今回はかつて我が家で勃発していた
HSPにまつわるある問題をいかに解決したか、
についてご紹介します。
どんな問題かというと、
音楽はボリュームを上げて聞くものだ、
と思っている夫と
音楽はさりげなく流れていて欲しい妻との格闘です。
「あるある!」
と思われる方はぜひ読み進めてくださいね。
後ほど解決方法をお伝えします!
まずHSPという気質を簡単にご説明します。
HSPは、Highly Sensitive Personの略です。
繊細で敏感、
さらに共感性が豊かな性質を持った人のことを言います。
気質、性質であって、
病気や性格そのものではありません。
日本では5人に1人くらいの割合だと
言われていますが、
もっと多いのではないかと思っています。
私はそのHSP気質です。
色々な特性がありますが、
その一つに五感が敏感であることが挙げられます。
五感には視覚・聴覚・味覚・嗅覚・触覚とありますが、
特に聴覚、音に関しては
多くの方が一番敏感に反応します。
大きな声、くしゃみ、咳などに
とても驚きます。
また声や足音などが反響する空間では、
それらの音が耳障りになってストレスフル。
会話や読書にも集中できません。
一方夫はHSPの性質を持ち合わせていません。
唯一の趣味が音楽というくらい
聴くのも弾くのも大好きなんです。
私とは正反対で、
音に対する耐性が強いようです。
良い趣味だとは思うのですが、
問題は音量の大きさと頻度です。
家の中でも車でも四六時中かけっ放し。
しかも私からすると大きな音量なので、
うるさい…。
HSPという性質が
世間に知られていない時代でしたから、
ただただ
理解できないよ、
価値観が違うんだよ、
と口喧嘩を繰り返すしかありませんでした。
ところが昨今HSPという性質が
クローズアップされるようになり、
理解されるようにもなりました。
これは当の本人にとってだけではなく、
周りの人にとっても
安堵感やポジティブ要素になり得る朗報です。
そうです!
HSP妻と非HSP夫の音量問題が解決した3つの方法
その①は「周りの人に理解を求める」
本やサイトの記事を利用して、
お互いに客観的な視点を持って話しましょう。
家族でHSPチェックをしてみると
より納得してもらうことができますよ。
私と夫もチェックしてみたところ、
明らかに違う結果に。
私の苦しみや悩みが体感できなくとも
性格ではなく気質なんだという理解を
してもらうことが出来ました。
そしてその②は「イヤホンをつける」
私か夫のどちらかがイヤホンを
使うことにしたんです。
私も音楽を聴くのが
嫌いなわけではありません。
気持ちが静まるような
ピアノやギターの音色、
自然音などのヒーリングミュージックが好きです。
情景に思いをはせ、
気持ちを添わせるのが得意なHSP気質には
そういったジャンルの音楽を聴くことは
ストレス解消につながります。
イヤホンで聴いていれば、
邪魔もされにくいので一石二鳥ですね。
夫もイヤホンやヘッドホンを使い、
聴く頻度も減らしてくれています。
上手に私の留守中を狙って
思う存分楽しんでいるようですが(笑)
そしてその③「ノイズキャンセリングを利用する」
ご存じですか?
ノイズキャンセリング!
今や便利な時代です。
ノイズキャンセリング機能搭載の
イヤホンならば外部の音を消し去ってくれるのです。
これなら夫がどれだけボリュームを上げても、
出向いた先が騒々しくても
ストレスは格段に抑えられますね。
ただ歩きながらのご使用は危険なので、
くれぐれもお気を付けください。
かくして
HSP妻と非HSP夫の音量問題は解決、というわけです。
いかがでしょう。
HSPさんと非HSPさんは
本来とても良いパートナーになり得ます。
お互いの気質、個性を
理解し合って大切にすることで
信頼関係を深めていきましょう。